ソレア系
コンパス別フラメンコ曲種
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ソレア系
フラメンコで演奏される曲種をコンパス別でご紹介します。Caña カーニャ / 地域:マラガ県 |
19世紀初めにフラメンコの形式として登場。 独特なリフレインを持つ。 1930年代、カルメン・アマジャにより舞踊スタイルが創出された。 |
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Polo ポロ / 地域:マラガ県 | カーニャと同じく最古のカンテ・グランデの一つ。締めにソレア・アポラが歌われる。 |
Alborea アルボレア / 地域:主にセビージャ県、カディス県 | ヒターノ起源の婚礼祝いの歌。通常、ソレア・ポル・ブレリアスのテンポで歌われる。 |
Bulerías ブレリア / 地域:カディス県、セビージャ県 |
ヘレスで育まれたテンポの速いソレアの一派。語源はスペイン語のブルラ(からかう)から由来したともいわれる。 各地域ごと特徴があり、歌の旋律に関して云えば、へレスではミの旋法(アンダルシア音階)、カディスでは長調、 コプラ(スペイン歌謡)をブレリア化したクプレ・ポル・ブレリアでは短調で歌われる。 |
Soleá por Bulerías(Bulerías por Soleá) ブレリアス・ポル・ソレア / 地域:カディス県、セビージャ県 | ブレリアスのテンポを緩め、ソレアの味を引き出している。 正確には 「ソレアの速さで歌うブレリア」Bulerías por Soleá といわれるが一般にはソレア・ポル・ブレリアと呼ばれている。 |
Jaleos ハレオス / 地域:エストレマドゥーラ地方 | エストレマドゥーラで行われるブレリアのこと。 |
Romance ロマンセ / 地域:カディス県、セビージャ県 |
古くから伝わる詩物語をヒターノ達が受け継ぎ、ソレアのリズムに乗せた。またフラメンコの曲種の音楽的起源と考えられている。 古来は無伴奏で歌われていたが、現在ではブレリア・ポル・ソレアのテンポで歌われる。 |
Cantiñas カンティーニャス / 地域:カディス県、セビージャ県 |
ソレアのコンパスで長調の明るい快活な歌。 またそのグループ総称でアレグリアス、ロメーラス、ミラブラス、カラコレス、ロサスが含まれる。 |
Cantiñas de Pinini カンティーニャス・デ・ピニーニ / 地域:セビージャ県 | ウトレラ地域のヒターノ「ピニーニ」が歌い、流行らせたカンティーニャス。 |
Alegrías アレグリアス / 地域:カディス県、コルドバ県 |
19世紀にアラゴンの民族舞踊「ホタ」をカディスの人が取り入れて、ソレアのリズムをつけた。 カディスの旋律は長調で歌われるが、コルドバのアレグリアスは、短調へ展開する。 サリーダ(出だしの部分)で歌われる「ティリティトラン・・・」が特徴的な曲種。 |
Alegrías de Córdoba アレグリアス・デ・コルドバ | コルドバのカンティーニャスが変化した短調に展開するアレグリアス。 |
Romeras ロメーラス / 地域:カディス県 | カディス発祥のカンティーニャス。「アイ、ミ・ロメーラ」というリフレインが繰り返される。 |
Mirabras ミラブラス / 地域:カディス県 |
「アイ、ミラブラ」というリフレインが特徴的で、その詩は行商人や市場を題材に歌った。 旋律は音程の起伏が大きく、歌い手に高い能力が求められる。 |
Caracoles カラコーレス / 地域:カディス県 | 「アイ、カラコレス」という反復部分(エストリビージョ)が特徴。その詩からは、19世紀のカディスを連想させる。 カラコレス(かたつむり)、野菜など売り子の口上を着想に創られ、その後、マドリードでアントニオ・チャコンが歌の再生に尽力し、進化させたと云われる。 |
Rosas ローサス / 地域:カディス県 | 古いカンティーニャスの一つで、アレグリアスに似た歌がつく変調スタイル。 |